お疲れ様。

いつも閉館と同時に訪れる、スタッフとのお別れ。

寝食を共にして、一緒に働いて、天気の良い休日にはみんなで遊びに出掛けて。
ちょっと前まで見ず知らずの他人同士だったはずなのに、今ではそばにいるのが当たり前な仲間たち。


シーズン終盤には眠い目をこすりながら、時間を惜しむように夜遅くまで共に過ごしました。まるでこの先、全員で会うことはもうないかもしれない、と気付いているかのように。

いつもスタッフとのお別れの後は、ついさっきまで賑やかだった旅館から突然人気が無くなって、言いようのない寂しさが襲ってきます。こればかりは何度経験しても慣れません。



今日、スタッフが島を発ちました。

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「早かったね。」 「あっという間だったね。」
島を離れる少し前、よくみんなが口にしていました。

みんな、ここに来る理由は様々だし、ここでの過ごし方も人それぞれ。必ずしも楽しいことばかりではありません。でも、そう言ってくれるってことは、この島を少しは好きになってくれたのかな、と思って嬉しい気持ちになって聞いていました。ちょっと都合の良い解釈ですが。笑



この先あと何度、この「出会い」と「別れ」のサイクルを見届けられるかわかりませんが、今を大切にその時一緒にいるスタッフと楽しんでいくつもりです。

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最後に、みんなには色々と迷惑を掛けたり、掛けられたりしましたが(笑)、本当に感謝の気持ちしかありません。たまに、この島のこと、この島にいた、っていうことを思い出してくれたら嬉しいです。

みんな、元気でね。またね。

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